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再生紙/非木材紙
[地球環境にやさしい紙]
〈再生紙〉
環境問題への関心が高まり、森林資源の保護が叫ばれていますが、紙の使用量は増える一方です。
いま、紙のリサイクル、再生紙が注目されています。
紙の再生の工程はおおむね下記のようになります。
 ・古紙をばらばらの繊維にほぐす
 ・ホチキスや背のりなど、パルプ以外の異物を取り除く
 ・インクを抜く
こうして「古紙パルプ」がつくられ、このパルプをそのまま使って、あるいは新しいパルプと混ぜて、紙を漉く機械に入れられるのです。
この古紙が混ざった紙を「再生紙」と呼んでいます。「再生紙」という言葉には明確な定義がある
わけではなく、少しでも古紙が入っていれば「再生紙」といわれているのです。
古紙は、新聞、ティシュペーパー、印刷などの用紙には平均して約32%、段ボールやパッケージ用
の紙には約90%配合されています。コミック誌は100%古紙、新聞紙は50%以上が古紙。
最近はトイレットベーパーなどで100%古紙利用のものも多いようです。
もちろん、書籍などに使う紙にも、再生紙はあります。アート紙、コート紙など、一見再生紙とは思えないようなものにも、古紙はけっこう入っているのです。
〈非木材紙〉
非木材紙とは、木材パルプ以外の資源から作られる紙のことで、あらゆる植物が原料となります。
木材パルプ繊維に比べて、強度や風合いなど、それぞれ個性があり、特徹ある紙を作ることができます。
●非木材紙の材料
サトウキビ(バガス)
サトウキビ(バガス)
サトウキビから砂糖を搾った力スをバガスといいます。バガスは農産廃葉物の有効利用と、パルプ化するとき、木材ほど高温、高圧で処理する必要がないため環境負荷が少なくてすみます。繊維長(脱ピス)は0.7〜3.8mm、強度は低いが腰があって風合いのよい紙質が特徴です。
ケナフ
ケナフ
ケナフは、麻の一種でアオイ科の草本植物です。ケナフの靱皮繊維は麻の代替として古くから使用されてきました。非常に成長が早いため、環境保全の面から製紙用原料としてパルプ化されています。靱皮パルプと全茎パルプがあり、一般紙には全茎パルプが広く使用されています。
繊維長は、靱皮:2.6mm、全茎:1.34mm
コットンリンター
木綿の種子につく繊維のうち長繊維(リントという)を除いた種子に、残っている短繊維をさらに、種子から分離したものをリンターといいます。リンターの繊維長は、3.0〜7.0mmで、製紙用原料に使用され、ソフトで嵩高な紙質が特徴です。
タケパルプの特徴は、吸水性がよく中国では古くから書画用紙に使用されています。生産量は、インドが多く、次いで中国、タイ、バングラデシュ。繊維長は、1.5〜4.4mmと比較的長い。
楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)
いづれも和紙の原料となる靱皮繊維で、楮紙、三椏紙、雁皮紙が作られます。日本最古の紙に楮紙があり、紙幣には三椏が使用されています。繊維長は、楮:6.0〜21.0mm  三椏:3.0〜5.0mm  雁皮:3.0〜5.0mm
麦ワラ・稲ワラ
非木材紙の原料の中で最も大量に利用されています。中国では、一般的な紙の原料で、日本でも以前は使用されていました。平均繊維長は、麦ワラ:1.1mm 〜1.5mm 稲ワラ1.5mm
<環境表示マークの種類と認可団体>
環境に配慮した各種マーク
環境に配慮し定められた基準で作られた再生紙や非木材紙には、各種団体が承認するマーク表示があります。
エコマーク/(財)日本環境協会・エコマーク事務局
環境庁の要講を受けた公益法人(財)日本環境協会が認定しているマークです。私たちの回りにあるさまざまな商品のなかで、環境負荷が少ないなど環境保全に役立つと認められている商品につけられるマークです。消費者のみなさんがこのマークを見て暮らしと環境の関わりを考えたり、環境にやさしい商品選択に役立てていただくことを目的にしています。
非木材紙マーク/非木材紙普及協会
非木材紙普及協会が認定してるマークです。安定供給、品質面で充分に満足できると判断された非木材パルプを使用した紙や紙製品、加工品につけられるマークです。地球環境保全に役立てるため、木材の代替資源としての非木材を利用した製品開発、利用普及と啓蒙活動を図ることを目的としています。
TREE FREEマーク/(財)日本環境財団
(財)日本環境財団の会が認定しているマークです。バージンパルプの消費による紙の生産に代えて、非木材紙を社会化することにより、森林資源並ぴに地球環境を保全するとともに、植林のための基金を得て、持続可能な社会に向け、積極的に貢献することを目的としています。
再生紙使用マークごみ減量化推進国民会議
ごみ減量化推進国民会議が定めたマークです。再生紙使用マークは、古紙配合率が容易に判る表示のことで、使用に際しては特に許認可の必要はありませんが、古紙配合率にとどまらず白色度についても併記することが奨励されています。大きさ、色は自由で、配合率に合わせて数字を選択する仕組みになっています。
グリーン購入ネットワークシンボルマーク
グリーン購入ネットワークが定めたマークです。グリーン購入ネットワークの会員であること、グリーン購入に取り組んでいること、あるいは同ネットワークやその他の活動を紹介するなどの目的に限って使用できます。
グリーンマーク/(財)古紙再生促進センターグリーンマーク実行委員会事務局
(財)古紙再生促進センターが認定しているマークです。古紙を再生利用した紙製品を消費者の皆様に積極的に使用していただくことによってリサイクルの拡大を図る、そのためのシンボルマークです。
メビウスループマーク/(社)産業環境管理協会
1997年4月、ISO(国際標準化機構)が、環境規格14000シリーズで、企業が環境自己宣言を行う場合「リサイクル可能」「リサイクル原料含有率」の表示シンボルとして「メビウスループマーク」を使用することが決定されました。
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